3S-GE VVT-i に 載せ換え。その8。

さぁ、無事乗せ換え終わり、めでたく一発でエンジンもかかり、
「とりあえず」動かせる状態で自分の駐車場に帰ってきて、あとは配線まとめと
細かいチェックなどなど。

で、駐車場に帰ってくる時に「な〜んか、ブレーキとクラッチペダルに振動があるなぁ」とか思ってたので、
見てみると・・・。

干渉〜。

クラッチマスターがインマニのなんだかわからんステーに。
ブレーキマスターがタイベルカバーに。

クラッチマスターの方は、インマニについてる干渉相手のステーが全く使ってないものだったので、
外して解決したが・・・
ブレーキマスターの方は、VVTになったがためにIN側カムプーリーがそとに張り出し、
その張り出した分がマスターにあたってるという状態。
これで、型番違うが違いがわからなかった最後のひとつがわかった。
こんなとこがあたってるから、エンジン載せる時にやたらとてこずって、
マウントをなかなか留められなかったんだねぇ・・・。

・・・が、どうすんのこれ。

写真だと「な〜んだちょっとあたってるだけじゃん」って感じに見えますが、
かなり思いっきりあたってて、タイベルカバーを挟んで中のVVTの機構ともあたってます。
カバー全体が、大きく凹んでます。

ありゃぁ・・・。と言って、どうするか考えるもいい案思い浮かばず。
ブレーキマスター・ブレーキブースターをVVTセリカ用にすれば済みますが、
その2点だけで定価だと5万です。
「それじゃぁ、安く安くやった意味がないじゃねぇか!」
ということで、他の案を・・・・。

エンジンマウントを加工して、若干エンジンを前から見て右に動かすとか。
もしくは同様に、エンジンを若干下に下ろすとか。
それか、ブレーキマスター・ブースターを若干動かすか。

と考えましたが、ブレーキ系を若干動かすのが一番楽そう。
具体的には、ブレーキマスター・ブースターを丸ごとタイベルカバーじゃないほうに傾ける。
方法は、ブースターとバルクヘッドの間にスペーサーを入れて向きを若干変える。
干渉部分では、10mmほど逃げて欲しいですが、バルクヘッドから干渉部分までの距離が
そこそこあるんで、角度を変える支点となるバルクヘッドにちょこっとスペーサをかませば
逃げてしまうかなと。

↑こんなの入れて無事回避。

あとは、乗せ換え時に宙ぶらりんにしてた燃料フィルターの対処。

帰ってきた時はこんな状態。

これを見る限り、この状態で固定できてしまえば問題なさそうなので、
適当なステーを作ります。

ちなみに、この燃料フィルターの奥に見えるのがキャニスターですが、
こいつにくっついてる配管などが要らない配管です。
ぶった切ってある黒いホースに繋がってる配管とかです。

で、作ったステー。

これをつけると。


いい感じでしょ。これでOK。
さっき書いてた、キャニスターの要らない配管も外した写真。

あとは配線まとめ。
こんな感じでスパイラルチューブ巻いて、このあとビニテまいたり。

室内、ECU付近も最初こんなだったのを。

こうしたり。

その結果エンジンルームはこうなった。

ぱっと見じゃ違いがわからん・・・・。

まぁそんなこんなで、無事乗せ換えられたわけです。
その結果、うちの車は、

エンジンがVVTへ(結構、軽量。距離もかなり若い)
クーラーを撤去(これも結構軽くなった)
純正ヘリカルからクスコのTypeRSへ

この3点が主なとこ。
それ以外には、
ステアリングラックエンド(これは両方)
タイロッドエンド(片側のみ変えてなかったので)
右ハブベアリング交換などもやっときました。

消耗品の交換や、デフ交換、エンジン載せ変え全て込みで45万いかないくらいでした。
内容の割には結構抑えられたかなぁと。

肝心の、エンジンのフィーリングですが、前のエンジンとは全く別物(当然か)。
上の方が前より気持ちよく回ります。・・・が、下は前の奴の方がパワフルだった感じも。
ただ、全体でみると確実に良くなってる感じ。

さらに、クーラーを外したせいもあるが、エンジンも軽くなり頭の入りはかなり良くなった。
前よりは遥かに曲がるようになりました。

3月の頭にエンジンを引き取ってから約1ヶ月半。
仕事もむちゃくちゃ忙しい中、自分の車・載せるエンジン・修理書・部品カタログ
を見まくって、これで大丈夫と言う状態にしたものの「ほんとに動くのか?」
なんて思いながらもうまくいって、結果的には安くあがったし楽しかったし良かった。

あとは、この車を使って持ちタイムを更新しないとな。